免疫機能改善試験

細胞性免疫検査や液性免疫検査とQOL調査(SF-36)を組み合わせて免疫機能を評価する試験をご提案いたします。

免疫について

免疫とは、細菌やウイルスなどの外部からの侵入を防いだり、 体でできてしまった健康を害する細胞を除去してくれる自己防衛機能のことです。免疫に関与する細胞の中でも、形質細胞様樹状細胞(pDC;plasmacytoid dendritic cells)は、ウイルス感染に対抗する主要な番人であると考えられています。

免疫機能改善試験

検査の種類

細胞性免疫検査

細胞性免疫とは、食細胞、細胞傷害性T細胞 (CTL) 、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が体内の異物排除を担当する免疫系です。

    (例)
  • NK活性
  • 好中球貪食能・好中球殺菌能
  • 細胞表面マーカー検査
    • CD123/CD304:CD123 (+)CD304 (+)=形質細胞様樹状細胞(pDC;plasmacytoid dendritic cells)
    • CD86・HLA-DR:活性化マーカー
    • CD4/CD45RA:CD4 (+)CD45RA (+)=サプレッサーインデュサーT細胞
    • CD4/CD29:CD4 (+)CD29 (+) =ヘルパーインデュサーT細胞
測定イメージ

測定イメージ

フローサイトメーター BD Accuri™ C6

フローサイトメーター BD Accuri™ C6

液性免疫検査

液性免疫とは、抗体や補体を中心とした免疫系です。抗体は体液(血液、涙、唾液、消化管液、膣液、精液など)中に溶解しているγ‐グロブリンというたんぱく質です。抗体にはIgG、IgM、IgA、IgE、IgDの5種類があります。

  • 血清免疫グロブリン:IgG、IgM、IgA、
  • 血清補体:CH50、C3、C4
  • 唾液中SIgA

モデルケース

対象となる被験者(例)

  1. 20歳以上、65歳未満の男女
  2. 風邪・インフルエンザに罹患しやすい者

試験デザイン(例)

~-2週間 -2週間 摂取期間(8週間) +4週間
Ⅰ群(50名) スクリーニング検査 前観察期間 被験食品摂取期間 後観察期間
Ⅰ群(50名) 対照食品摂取期間
人数 200名 100名

試験スケジュール及び検査内容(例)

試験スケジュール及び検査内容

評価項目(例)

  1. pDC活性:CD123陽性かつCD304陽性細胞をpDCと定義し、CD86およびHLA-DRの発現強度(Mean Fluorescence Intensity;M.F.I.)を解析する。
  2. 唾液中IgA
  3. NK活性細胞:CD56/CD16のTwo-color解析
  4. 血中INF-α
  5. SF-36
  6. 体調アンケート

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