睡眠改善試験

寝つきが悪い、睡眠途中で覚醒する等の睡眠改善試験を実施しています。

携帯型の脳波計を使用することで、日常的な睡眠の計測が容易におこなえます。

睡眠の質を高めるなど睡眠改善を目的とした、あらゆる商品の効果を検証することができます。

睡眠改善について

現代の日本人の多くが睡眠に関する問題を抱えていると言われています。そして、その問題を解決すべく、医薬部外品・サプリメントをはじめ食品・寝具・香り等、多種多様の「睡眠改善」商品が開発・販売されています。

一方で、それらの「睡眠改善」商品の効果について明確な科学的根拠を求める消費者の声も高まっています。従来の睡眠試験は、被験者が試験専用の1室に一晩宿泊し、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)のような大掛かりな検査機器を装着するなど、普段の生活とは異なる環境下でおこなわれ、必ずしも被験者本来の睡眠状況を再現できていたとは言えません。

そこで弊社では、データの精度はそのままで、被験者の環境変化や精神的負担を出来る限り小さくし、それぞれの日常生活に近い環境の下でおこなえる睡眠試験をご提案いたします。

アクチグラフを使用した睡眠改善試験

アメリカ全国健康栄養調査で数千台単位で使用され、ACSMで認められた高精度加速度計ロガー「GT3X-BTモニター」を使用します。

アクチグラフとは加速度を長時間に渡って計測する器械(ロガー)の総称です。主に睡眠研究、サーカディアンリズム研究等の時間生物学研究、スポーツ医学、看護学、小児研究、などの体動研究に使用されますが、アプリケーションは広範囲にわたります。万歩計、歩数計との違いは万歩計では記録されない微細な体動(0.01G以上)でもアクチグラフは体動として記録されますので、より精度が高いデータがアウトプットされます。GT3X-BTモニターは照度計もついていますので、被験者が室内にいるのか屋外にいるのかということもデータから判別できます。

モデルケース:短期並行群間による睡眠改善効果確認試験

対象となる被験者(例)

  1. 20歳以上、60歳未満の男女
  2. PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)で5点以上だった方

試験スケジュール(例)

スクリーニングⅠ~Ⅱで選択された40名が1週間、試験品(被験品または対照品)を使用する

検査内容(例)

主要評価項目(例)

アクチグラフによる計測

  • 睡眠効率
  • 睡眠潜時
  • 総睡眠時間
  • 中途覚醒時間
  • 中途覚醒回数

携帯型の脳波計を使用した睡眠改善試験

当試験で使用する携帯型の脳波計は、その本体が小さく軽いことから着脱が簡単で計測時の拘束感もほとんどありません。被験者が自宅で普段の生活を送りながら容易に睡眠の測定ができます。

モデルケース:長期使用による睡眠改善効果確認試験

対象となる被験者(例)

  1. 30歳以上、65歳未満の男性
  2. PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)で5.7点以上だった方

試験スケジュール(例)

スクリーニングⅠ~Ⅱで選択された20名が8週間、試験品(被験品または対照品)を使用する

検査内容

主要評価項目

  • 脳波計測(入眠までの時間、深い睡眠の総時間、睡眠リズム)
  • 睡眠調査による目覚めの状況

モデルケース:クロスオーバー法による睡眠改善効果確認試験

対象となる被験者(例)

  1. 30歳以上、65歳未満の男性
  2. PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)で5.7点以上だった方

試験スケジュール(例)

スクリーニングⅠ~Ⅱで選択された20名が休止期をはさんだⅠ期・Ⅱ期(各1週間)、クロスオーバー法で試験品(被験品および対照品)を摂取する

検査内容(例)

主要評価項目(例)

  • 脳波計測(入眠までの時間、深い睡眠の総時間、睡眠リズム)
  • 睡眠調査による目覚めの状況

その他の試験

マウスを利用した睡眠の質を高める天然物質の検討も受託が可能です。

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